爬虫類

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「ひらくち」とはマムシのこと

今回もヘビの話。苦手な人も多いと思うので写真はすべて下の方にまとめてみた。 「ひらくち」という動物を知っているだろうか。 長崎で使われている方言で、有名な毒ヘビ「マムシ」(図1・2・3)のことである。 「ヘビ」という名称は関東地方で使われてい…

家の守り神だった「アオダイショウ」

今回はヘビの話をしたい。苦手な人も多いと思うので写真についてはすべて下の方にまとめてみた。 ある高校に勤務していた時、用務員の人が、配電盤の中にマムシ(図1)がいると飛んできたことがある。 マムシがそんな所にいるはずがないと思いながら見に行…

昔はこう呼んでいました「ヘビの方言」

昭和の30~40年代が私の幼少時代で旧大村藩領の宮村(現在の佐世保市南風崎町)という所に住んでいた。 その当時、私たち子どもはヘビのことを「ヘビ」という名称で呼んでいた気がする。 しかし、父母や周りの人は「くちなわ」という名称も併せて使っていた…

これも毒ヘビ「ヤマカガシ」

私は長崎県のヘビの調査をしているが、本来、ヘビが苦手である。 その証拠に、予期していないときにヘビに出会うと、見た瞬間に数歩後ろに下がっているし、心臓はドキドキしている。 何人ものヘビ好きの人を知っているが、その人たちは見た瞬間に飛びついて…

こんなところに「オキナワキノボリトカゲ」

2017年7月のこと、3匹の冷凍標本が私のもとに送られてきた。 オキナワキノボリトカゲのようだが確認して欲しいとのことだった。 私は見たことがないトカゲ、図鑑で調べるとオキナワキノボリトカゲらしい。 専門家の先生に標本を送り「オキナワキノボリトカゲ…

ニシヤモリの話 その2

ニシヤモリ(その1)でニシヤモリの和名発表までのいきさつを書いてみた。 今回は、ニシヤモリ調査でお世話になった先生方を紹介したい。 ただ、6名とも一緒に写った写真がないので、関連するヤモリ類で代用したいと思う。 この傾向は我々にはありがちなこと…

高貴なヘビ「タカチホヘビ」

ヘビの姿が美しいという思う人は少ないかもしれないが、今回紹介するのは本当に美しい。 そのヘビの名前は「タカチホヘビ」。 発見者の高千穂宣麿男爵に由来している。 基本的にヘビの場合は、文章の途中に写真は入れず最後のまとめることにしているが、今回…

ニシヤモリの話 その1

2026年4月、ニシヤモリの学名が記載された。 Gekko asahi である。 ニシヤモリについては記載者とは別に調査していたのでまとめてみたい。 私のライフワークなので、とても1回のブログでは書ききれない。 数回に分けて書いてみたいと思う。 第1回目はニシヤ…

こんなところに「ヤクヤモリ」

動物の分布を調べていると不思議なことがたくさんある。 鹿児島県付近にしかいないヤクヤモリの発見もそのうちの一つである。 九州本島と近くの島々には5種のヤモリの仲間が生息している。 そのうちの4種が長崎県に分布しているのだ。 長崎県のヤモリ類の調…

男女群島だけの「ダンジョヒバカリ」

1993年9月末、6日間の男女群島調査の旅に出かけた。 長崎県から依頼された調査で、10名程度の調査団の一員に加えていただいたのだ。 当時、長崎南高校に勤務していたが、県からの依頼なので、学校負担金なしという条件で出張許可を頂いた。 憧れの夢の島。 …

爬虫類を食べる爬虫類「シロマダラ」

ヘビの話題が時々ニュースになることがある。 今回紹介するシロマダラもよく取り上げられ「絶滅危惧種の貴重なヘビが我が家の庭にいた」というニュースになる。 全国の多くの県で絶滅危惧種に指定されており、長崎県も同様である。 私もずっと珍しいヘビと思…

くさい臭いを出すから「クサガメ」

クサガメの名前の由来が本当にくさい臭いを出すからと理解したのは壱岐の島で調査中のことであった。 捕獲したクサガメを車に乗せての運転中、突然の異臭に、急ブレーキを踏んだことがある。 他では嗅いだことがないこの臭いは、「若葉が腐食したような青く…

派手だけどおとなしいヘビ「ジムグリ」

ヘビってどうしてみんな苦手なのだろう。 そういう私もどっちかというと多くの動物たちの中では苦手な方になる。 調査の折、どうしても捕まえるためにしっぽを踏みつけることがあるが、口を開けて襲い掛かってくる。 噛まれたこともある。 ヘビからすれば、…

ヘビと名前のつく「ニホンカナヘビ」

野外観察の時、ニホンカナヘビ(カナヘビ)という名前を紹介すると、「ヘビなのに肢があるんですね」と言われる。 まぎらわしい名前がつけられているが、れっきとしたトカゲの仲間である。 カナヘビは、しっぽの長いスマートな体型で、全長20cm程度になる。 …

まるで浦島太郎の話「アオウミガメの放流」

浦島太郎という昔話や童謡がある。 童謡の一番は、「むかしむかし浦島は 助けた亀に連れられて、竜宮城へ来てみれば 絵にもかけない美しさ」である。 この昔話の中の「助けた亀」のように、ウミガメを助けて保護しのちに放流する場面に立ち会ったので、今回…