私の所属する「九州両生爬虫類研究会」を紹介したいと思う。
両生類や爬虫類に興味のある人が集まった学会である。
会員は100名ちょっとの小さな地方の学会だが、年1回の会誌発行と年1回の大会を開催している。
大会は九州沖縄山口9県の持ち回りで開催しており、今年は佐賀県担当であった。
佐賀大会の開催日は、2026年2月22日、場所は佐賀県唐津市である。
2010年2月に第1回の熊本大会が開催されたので、今年は16回目になる。
毎年発行している会誌(九州両生爬虫類研究会誌(第1号))

第16回佐賀大会プログラム(2026年2月22日、佐賀県唐津市で開催)

今年の大会のようすを紹介すると、まずは会長あいさつ。
それに引き続き会員による研究発表が始まる。
発表には口頭発表とポスター発表がある。
今年の口頭発表は10題、ポスター発表は4題であった。
口頭発表は、午前の部と午後の部に分かれ、一人15分の持ち時間で発表する。
ポスター発表は昼休みなどの空いた時間に適宜質疑となっている。
会長あいさつ(2026年2月22日、佐賀県唐津にて)

口頭発表(スライドを使い15分で発表する:10人が発表した)

口頭発表(スライドを使い15分で発表する)

ポスター発表(壁に添付したポスターについて質疑を行う)

なお、午後の最初には特別講演が行われた。
今年の講演は、大河内勇氏(日本森林技術協会技術相談役)による「九州の森と両生類から学んだこと」であった。
大河内勇氏(日本森林技術協会技術相談役)による特別講演

夜は懇親会。
私はこれが楽しみで参加している。
30名弱の参加で約2時間。
会話の内容は、両生・爬虫類三昧。
酒が入っての、共通の話題(カエルやヘビ)の会話は、楽しくてたまらない。
分かってもらえるだろうか。
そして、会の途中から、会員各自が持ち込んだいろいろな品物のオークションが始まる。
九州両爬恒例の行事である。
一番高いい値段をつけた人の勝ちだが、売上金はすべて会の運営費に回されるという仕組み。
今年もいろいろな品物が集まった。
スッポンの甲羅、多肉植物、両爬関係の書物、陶器(カエル)、野帳、地元の焼酎やお菓子などなどである。
司会は私、少しでも高くすべての商品を売りつくすことだけに専念。
その時の写真はないが、口八丁手八丁の私は、すべてをなるべく高く売りつけることを楽しんでいる。
翌日(23日)の午前中は希望者だけのエクスカーション。
地元の両生爬虫類関係のいい場所の見学(現地研修)である。
今年の佐賀大会では、「いまり こまなきの里山」(図7)が選ばれていた。
環境省の自然共生サイトにも認定されたすばらしい里山である。
エクスカーションの場所(いまり こまなきの里山)のポスター

両爬関係の会員が見学するのは、ビオトープのカスミサンショウウオ、ニホンアカガエル、ヤマアカガエルの卵塊や成体である。
たくさんの卵塊や成体に参加者の歓声が沸き起こるすばらしい場所であった。
たくさんのニホンアカガエルの卵塊を観察中

ビオトープ内のカスミサンショウウオ産卵地の観察

ビオトープに潜んでいたたカスミサンショウウオ(2026年2月23日、佐賀県伊万里市で撮影)

ビオトープ内の水の中に潜んでいたヤマアカガエルの成体(2026年2月23日、佐賀県伊万里市で撮影)

九州両生爬虫類研究会では、毎年2月に大会を開催している。
大会内容は、会員の研究発表、特別講演、懇親会、エクスカーションである。
九州沖縄山口各県を順番に開催している。
昨年は長崎県、今年は佐賀県、来年は宮崎県である。
多少、マニアックな学会ではあるが、両生爬虫類に興味のある方は、ぜひ入会していただきたい。
躊躇されている方は、会員以外でも大会の参加は可能なので、参加して確かめてもらえたらと思う。
興味のある方は、九州両生爬虫類研究会のホームページを見て欲しい。