カエルに会いに有田の陶器市へ

 我が家の居間の一番いい席に鎮座しているカエルがいる。

「無瓢息災蛙(むびょうそくさいがえる)」である。

この蛙はある陶工の方から「この作品の第一号です」ということで頂いたもの。

いつも笑顔で、私たち老夫婦の生活を見守ってくれる。

 

無瓢息災蛙(毎朝見て元気をもらっている)

 

 2026年5月5日、朝早くから有田の陶器市に出かけた。

目的は蛙関係の焼き物を創作されている「ななまんさん」(無瓢息災蛙を頂いた)のお店に伺うためである。

実は、4日の日に有田まで出かけたのだが、車の渋滞にあい到着する前に諦めて帰ってしまった。

我が家出発7時半では遅すぎると、5日は6時半に出発した。

さすがに、目的地(ななまんさんの店)に一番近い駐車場が空いており、一番に駐車することができた。

まだまだ、オープンしていない店もある中、ななまんさんお店を訪ねて行った。

早すぎてお客さんもまばら、ゆっくりとカエルやカエルの茶碗について話をすることができた。

帰りにも寄ってみたのだがお客さんが多くて入り込めない。

早く行ってゆっくり話せてよかったなと思った。

 

ななまんさんを知ったのは10年以上前のこと。

大学時代の恩師の倉本先生が有田の陶器市で面白い店に行ったよという話を聞いたからである。

次の年から、5月の連休のどこか一日は有田陶器市と決め、毎年通っている。

以前は一点ずつ購入していたが、終活に入った今はもっぱら世間話に終始している。

蛙好きの何も買わない迷惑なお客の一人かも知れない。

頂いた名刺も紹介しておく。

 

「工房ななまんさん」の入り口

 

工房ななまんさんの店の全体

 

2026年5月5日の有田陶器市(朝早いのでまだお客さんは少ない)



 ななまんさんのカエルの茶碗や皿の魅力は、カエルの表情の豊かさである。

題材となっているカエルは「アマガエル」。

工房に忍び込んでくるアマガエルをじっくりと観察しての作品である。

何となくのカエルのイメージで作ったものではなく、本物をじっくりと観察しての作品である。

座り方、指の組み方、姿勢、指の数などなど私の目から見ても本物そっくり。

本物の姿を理解した上でのいろいろなポーズ。

茶碗の縁から覗き込んだり、楽器を演奏したり、本を読んだりといろいろな作品があるが、すべてアマガエルの動きとマッチしている気がする。

私にとってはこれが一番の魅力である。

 

ニホンアマガエル(2020年9月、雲仙市で撮影)

 

鳴くニホンアマガエル



 当日に店で撮影させていただいた蛙のいくつかを紹介したい。

最終日だったので売り切れた商品もあるとのこと。

初日に行けばもっといろいろなカエルを見ることができただろう。

上の本物のアマガエルと見比べていただいたら、これらのカエルのすばらしさが理解していただけると思う。

 

読書するカエル

 

羽子板をするカエル

 

お辞儀をするカエル

 

色違いの読書するカエル

 

楽器を吹くカエル

 

アマガエルがちょこんと乗っかっている茶碗

 

ご飯茶碗


オタマジャクシやカエルのお皿


カエルの絵のついた湯呑


表裏に異なったカエルが描いてある湯呑茶碗(表)

 

表裏に異なったカエルが描いてある湯呑茶碗(裏)




 最後に、毎日使っている湯飲みとご飯茶碗を紹介したい。

毎日、一日のスタートである朝食は、カエルの湯飲みでお茶を飲み、カエルの茶碗でご飯を頂く。

カエルと付き合い始めて56年、年取った現在は、野外でカエルと会うことは少なくなった。

外に出ることが少なくなった分、毎朝ななまんさんのアマガエルと触れ合っている。

幸せなひと時である。

 

2026年5月8日の朝食(お茶とご飯)