イソヒヨドリの夫婦の会話

今回はちょっと珍しい写真を頂いたので紹介したい。 長崎県で鳥の観察をされている日本鳥類保護連盟専門委員の村田さんからお借りしたイソヒヨドリの夫婦である(図1)。 村田さんは、長崎ケーブルテレビで制作されている『なんでんカフェ』で「四季鳥々」の…

長崎県のカエルって何種類 ?

長崎県でカエルの調査を始めてから50年以上になる。 自分でもよく飽きずに続けたものだと感心してしまう。 継続できたのは、自らのカエル愛というより、周りの圧力によるもの。 市や県からカエルに関していろんな委員を任され、いろんなことに答えていかなけ…

巨樹「クスノキ」 

福山雅治さんの「クスノキ」という歌がある。 三王神社にある被爆クスノキのことが書かれている。 「我が魂は この土に根差し 決して朽ちずに 決して倒れずに ・・・・・」 本当に長崎の魂を込めたいい歌だなと思う。 何回も訪れた場所だが、福山さんの歌を…

嫌われものの「ドブネズミ」

十二支では最初に出てくるネズミ。 身近な動物ではあるが直接目にすることはあまりない。 その中で、みんなが知っているネズミの種名は「ドブネズミ」ではないだろうか。 聞いただけで不潔の代表みたいに感じるが、その姿を目にする事は稀。 それでも、町中で…

対馬の固有種「ツシマアカガエル」

対馬を初めて訪れたのは1972年(昭和47年)の大学3年生の時である。 研究室のメンバーと先生の5~6名だったと思う。 博多港から朝の便のフェリーに乗り、壱岐を経て対馬厳原港へ7~8時間はかかった。 厳原から鶏知までバスに乗り、そこから歩いて小さな渓流…

昔はこう呼んでいました「ヘビの方言」

昭和の30~40年代が私の幼少時代で旧大村藩領の宮村(現在の佐世保市南風崎町)という所に住んでいた。 その当時、私たち子どもはヘビのことを「ヘビ」という名称で呼んでいた気がする。 しかし、父母や周りの人は「くちなわ」という名称も併せて使っていた…

無人島になってしまった黒島

長崎県は日本一島の多い県である。 海上保安庁によると海岸線の長さが100m以上を島と定義しているらしい。 2023年の国土地理院の発表によると、日本には14,125の島があるそうだ。 長崎県は、1,479島あり日本一の島の数になる。 その中で、人のすむ島は60数島…