2025-06-01から1ヶ月間の記事一覧
キツネ(狐)は、タヌキと同様に里山を代表する有名な動物なのに、タヌキに比べると何か神秘的な神がかった動物のように感じる。 多くの人が、昔話に登場する姿を思い浮かべ、現在では、ほとんどいなくなってしまったのではないかと思っているようだ。 とこ…
動物の分布を調べていると不思議なことがたくさんある。 鹿児島県付近にしかいないヤクヤモリの発見もそのうちの一つである。 九州本島と近くの島々には5種のヤモリの仲間が生息している。 そのうちの4種が長崎県に分布しているのだ。 長崎県のヤモリ類の調…
オガタマノキという名前を知ったのは、40年ほど前、多良岳によく調査に行っていた頃だった。 車でいろいろな道を通っていると、日本一の巨樹オガタマノキという立て看板と矢印が示してあった。 植物にはほとんど興味がなかったが、何となく行ってみると、素…
ヌマガエルは長崎県で最も普通に見られる小型のカエルである。 水田が主な生息場所だが、乾燥に強いため、畑地・草原・河川敷などのいろいろな場所で生活できる。 長崎県内のどこででも、茶色の小さなカエルを見たら、ほぼヌマガエルと思ってよいだろう。 そ…
私は、長崎ケーブルメデイアの「なんでんカフェ」という番組の中で、「かえる先生のいきもの交遊録」という一つに関わっている。 月一本の出演で、17分程度の生きもの関係の生番組だが、高校教諭を退職した年からなので、15年続いている。 昨年からふた月に…
ネズミといえば天井裏や床下を走り回り、暗く不潔で病原菌のかたまりのように思われがちだが、日本では、家に侵入するネズミはネズミ界のほんの一部にすぎない。 大部分のネズミが森林や草原で人目につかずひっそりとたくましく生活する野ネズミである。 長…
野外観察の時、ニホンカナヘビ(カナヘビ)という名前を紹介すると、「ヘビなのに肢があるんですね」と言われる。 まぎらわしい名前がつけられているが、れっきとしたトカゲの仲間である。 カナヘビは、しっぽの長いスマートな体型で、全長20cm程度になる。 …
井戸に棲み、井戸を守ることから名付けられたという『井守(いもり)』はれっきとした両生類。 家にすむ家守(やもり)の爬虫類とは違う。 両生類のアカハライモリ(平戸市で撮影) 爬虫類のニホンヤモリ(西彼杵郡長与町で撮影) 正式名称『アカハライモリ…
「げんこつ山のたぬきさん・・・」や「たんたんたぬきの・・・」の歌でおなじみの『タヌキ』は、人にとってなじみ深い里の獣の代表といえるだろう。 けものへんに里とかく「狸」、本当にそうだなと思う。 短大での講義中に、本物のタヌキを見たことがあるか…
今回は、生きたカエルではなく、フィギアを使った「カエルの結婚式」である。 4回目にもカエルのひな祭りを紹介したが、第二弾と思ってもらいたい。 この作品は、2018年の長崎女子短大弥生祭への出品作である。 笑顔いっぱいの新郎新婦、威厳のある神父さん…
クサガメの名前の由来が本当にくさい臭いを出すからと理解したのは壱岐の島で調査中のことであった。 捕獲したクサガメを車に乗せての運転中、突然の異臭に、急ブレーキを踏んだことがある。 他では嗅いだことがないこの臭いは、「若葉が腐食したような青く…
植物のことは全く分からないのだが、好きな樹木がたくさんある。 その中でも、一番好きなのが「ネムノキ」である。 昭和40年代の大学生の頃、美智子上皇后が高校生の時に作詞した「ねむの木の子守歌」という歌を聞いたことがある。 また、同じころ、歌手の宮…
梅雨の季節、田んぼではカエルの合唱が聞かれるようになってくる。 その歌声は「ケロケロ」「ゲロゲロ」「コロコロ」「モーモー」とさまざまだが、みなさんは渓流に生息する『カジカガエル』の鳴き声を聞いたことがあるだろうか。 渓流のカジカガエル(東彼…